周術期口腔機能管理の概要

週術口腔機能管理の概要

  • 周術期口腔機能管理とは

    大きな手術をされた方や放射線治療、化学療法を受けておられる方が口腔のケアを受けると回復が10~50%改善されることが分かってきましたので保険制度に周術期口腔機能管理として平成24年より導入されました。
    歯科のある病院で手術受けられた場合と、歯科の無い病院で手術を受けられた場合は手続きや保険料金は僅かに異なりますが、基本は同じです。
    本サイトでは歯科の無い病院で手術を受けられて、近隣の歯科医院で周術期口腔機能管理を受けられる場合について簡単に説明致します。

  • 対象となる患者様

    周術期口腔機能管理を必要とする手術は、全身麻酔下で実施される頭頸部領域、呼吸器領域、消化器領域等の悪性腫瘍の手術、臓器移植手術又は心臓血管外科手術等、及び放射線治療、化学療法を受けている患者様が対象となります。
  • 週術期口腔機能管理を受けるための手続き

    ①手術前に患者様の周術期口腔機能管理を受けると言う同意書を病院側に提出し、主治医に診療情報提供書を作成してもらいます
    ②その診療情報提供書を歯科医院に提出すれば、その歯科医院で周術期口腔機能管理を受けて戴く事が出来ます。
    ※歯科を併設している病院で手術をされる場合は、通常その病院の歯科で周術期口腔機能管理を受けられる事になります。
  • 手術時の周術口腔機能管理の回数

    ①手術前に1回(通院)
    ②術後は1回/月の間隔で3回(入院中は訪問、退院後は通院となります)
    ※歯科が併設している病院で周術期口腔機能管理を受けられる場合は、入院中は病院の回診で退院後は通院で周術期口腔機能管理を受けられる事になります。
  • 放射線治療、化学療法を受けている患者様 の週術口腔機能管理

    射線治療、化学療法を受けている患者さんは1回/月を限度として周術期口腔機能管理を受けて戴くことが出来ます。

よくあるお問い合わせ

①周術期口腔機能管理はどの程度の効果があるのでしょうか
 日本歯科医師会の報告(千葉大学医学部付属病院の介入試験)によれば、周術期口腔機能管理を行えば平均在院日数が総ての疾患で短縮されています。例えば、最も効果が認められた疾患は悪性リンパ腫で平均在院日数が122.9日から57.5日になり約53%も短縮されています。最も効果が薄かった疾患は白血病で124.8日から114.2日(8.4%)しか短縮されておりませんが、その他の疾患は平均在院日数が24%~38%も短縮しています。
 

②周術期口腔機能管理はどの様な治療を行うのでしょうか
 大病を患われた患者様は健常者と違い歯肉炎や手の麻痺などでブラッシングを行えない方が多いので、先ず口腔清掃とブラッシング指導になります。又 病院の担当医と連携の上、虫歯、義歯、抜歯、歯の神経の治療、過敏症など口腔機能を回復させるのに必要な治療を行います。